お客様事例

国際標準に準拠した電子証明ライブラリ:
PDF長期署名ライブラリ「LE:PAdES:Lib」
XML長期署名ライブラリ「LE:XAdES:Lib」

アンテナハウス株式会社/有限会社ラング・エッジ
法人番号 アンテナハウス株式会社:6010001010520/有限会社ラング・エッジ7010002044186
サービス PDF長期署名ライブラリ「LE:PAdES:Lib」、XML長期署名ライブラリ「LE:XAdES:Lib」
利用用途 電子契約
URL http://www.antenna.co.jp//http://www.langedge.jp/

相手のコンピュータの機種や環境に依存せず、オリジナルのイメージをほぼ正確に再生することができるPDFファイルは、オフィスの業務で馴染みのある Microsoft Office 2010からも標準機能で保存できる身近な文書ファイルです。電子署名を付与して一部のオンライン申請で利用されたり、電子署名とタイムスタンプ(※1)を併せて利用して、e-文書法にも対応可能なPDFファイルを作成したり、電子契約にも利用されています。しかし、電子証明書には有効期限がありますので、PDFファイルに電子署名をした場合、有効期限後には失効情報を取得できない問題があります。そこで、「PDF長期署名ライブラリ LE:PAdES:Lib」を提供しているアンテナハウス株式会社 S1 グループリーダーの益田 康夫氏と有限会社ラング・エッジ 取締役 宮地 直人氏に概要を伺いました。

※1 電子データがある時刻に確実に存在していたことを証明する電子的な時刻証明書。

まず、アンテナハウス様とラング・エッジ様の業務分担を教えてください。

アンテナハウス株式会社
S1 グループリーダー
益田 康夫 氏
有限会社ラング・エッジ 取締役
宮地 直人氏

益田氏-(写真左)
アンテナハウスでは、長年の経験を活かしてお客様へ法的な部分のコンサルをしたり、電子帳簿保存法「スキャナ保存」対応ソリューション”AH e-DocManager”(※2)や「PDF長期署名ライブラリ LE:PAdES:Lib」の販売を行い、ラング・エッジでは製品の開発やサポートという技術的な部分を担っています。

※2 http://www.antenna.co.jp/edocmgr/

—では、「PDF長期署名ライブラリ LE:PAdES:Lib」のコンセプトと魅力をひとことで教えてください

益田氏-
ライブラリ製品であることです。本製品は、サーバーへの組み込みやアプリケーションへの組み込みなど、多様な利用が可能なパーツとして提供しています。さらに、Windows版だけではなくLinux版も提供していることは、他社にない強みであり、大きな魅力だと思っています。また独立系ソフトハウスであることから提携先を選ばない強みもあります。例えば国内の認定タイムスタンプサービスは全て利用が可能です。

—「PDF長期署名ライブラリ LE:PAdES:Lib」とはどのようなものなのか、主な機能を教えてください。

宮地氏-(写真右)
本製品は、Acrobatなど他のPDFツールなしで、PDFに電子署名やタイムスタンプをつけたり、検証することができます。また、電子署名とタイムスタンプは、PDFの国際標準ISO 32000-2に新たに追加される予定のPAdES仕様(※3)に適合しています。
製品としては2種類に分かれます。長期保管が必要ない場合にはサブセット版の「PDF署名基本ライブラリ(LE:PAdES-Basic:Lib)」(※4)を安価に提供しています。フルセット版の「PDF 長期署名ライブラリ(LE:PAdES:Lib)」ではPAdES-Enhanced規格に対応するためのCAdES-BESまたは署名タイムスタンプ付きのCAdES-Tの利用と、認証パス構築に利用した証明書と失効情報を、DSS/VRI辞書とオブジェクトとして埋め込むことで長期保管が可能となります。また将来的に保守目的でご利用いただけるソースコードも付属しています

※3 仕様は現在 ETSI TS 102 778 として欧州で標準化されている。今後、PDFの標準仕様である ISO32000-2 にも2014年中に正式採用される予定。
※4 LE:PAdES-Basic:Lib(PDF署名基本ライブラリ)http://www.antenna.co.jp/pades/license.html

—「PDF長期署名ライブラリ LE:PAdES:Lib」とJCAN証明書を組み合わせるメリットは何ですか?

益田氏-
電子署名は、特に指定がないものから法的に義務付けられているもがあります。JCAN証明書はパブリック証明書ですので、信頼性があり、今まで以上に様々なレベルのPDFに長期署名することができます。長期署名は、長期保管のためだけの仕様ではなく、短期も長期も含みます(※5)ので、有効期間を柔軟に設定できるJCAN証明書と組み合わせることは、費用面でもメリットがあります。

※5 短期対応(ES-BES)…電子署名の基本形
   中期対応(ES-T)…電子署名+タイムスタンプ
   長期対応(ES-A)…電子署名+検証情報保管+タイムスタンプ

—導入によって、どのようなことができるでしょうか?

宮地氏-
本製品は、コマンドライン・インターフェイス、JAVA、C++のプログラム言語用APIとして機能を提供しており、コマンドライン・インターフェイスを利用したバッチファイル等を作成して、バッチ処理で大量一括に電子署名の付与も可能です。本製品を使うことで、開発者はJCAN証明書対応のアプリケーションを簡単に作れますので、JCAN証明書アプリケーションベンダー企業の方々やこれからJCAN証明書対応のアプリケーション開発をご検討されている場合は、評価版(※6)もご用意していますので、ぜひお試しいただきたいと思います。

※6 長期署名PAdESライブラリ 評価版のお申し込み
http://www.antenna.co.jp/pades/trial.html

「XML長期署名ライブラリ LE:XAdES:Lib」という製品もあると伺いましたが、それはどのような製品ですか?

宮地氏-
JIS X5093「XML署名利用電子署名の長期署名プロファイル」に準拠した長期署名に対応したライブラリです。XAdES(※7)は、XML形式の長期署名で、XML署名と上位互換性があり、XMLデータへの署名以外にバイナリやテキスト等の任意データへの署名生成も可能です。Microsoft Office2010以降で保存できるOOXML形式の署名にもXAdESが使われています。弊社では、C++と.NETのAPIにも対応したVer2を開発中で、将来的にはPAdES製品と同様にアンテナハウスでの販売も予定しています。

※7 「JIS X 5093:2008 XML署名利用電子署名(XAdES)の長期署名プロファイル」としてJIS採用された標準規格。

では、最後に今後、JCAN証明書のベンダーとしてどのような展開に期待しているか教えてください。

PDFファイルに署名やタイムスタンプを付与する技術は、当たり前のようにできる時代になりました。また、利用者の環境もクラウドやスマートデバイスの利用など、激しく変化しています。利用者が署名やタイムスタンプを意識することなく利用できるサービスを提供してノウハウを蓄積していくことで、JCAN証明書を使って、新しい証明書の使い方ができるようになっていくと期待しています。さらに、ノウハウの蓄積のためにも、開発者同士のコミュニケーションは今まで以上に必要だと思います。そのためにもJCANプロジェクトと協力して、もっと啓蒙活動や普及活動をしていきたいと思います。

(2014年8月)

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