お客様事例

社会保険労務士大野 実様

社会保険労務士法人 大野事務所
法人番号 9011005001404
サービス 経営労務診断
利用用途
URL http://www.ohno-jimusho.co.jp/

全国社会保険労務士会連合会 副会長
東京都社会保険労務士会 会長
社会保険労務士法人大野事務所 代表社員
大野 実様

【Q1】 社会保険労務士の主な業務を教えてください。

【大野氏】労働・社会保険諸手続きや給与計算などのアウトソーシングや年金相談、人事労務相談などのアドバイザリー業務、経営労務診断や経営労務監査のコンサルティング業務を行っています。アウトソーシング業務やアドバイザリー業務は比較的わかり易いと思いますので、コンサルティング業務について補足しますと、企業では、契約社員・パート・アルバイト・派遣社員といった雇用の多様化が進んでいますが、その人材の能力をいかに引き出して企業の業績をアップできるか、ということは、賃金体系の変更であったり、能率を上げるための労働時間制など、職場環境への工夫や配慮が欠かせません。しかし、最も適した体制は、その業種や、働く人と顧客の性別・年齢層などによって異なりますので、社会保険労務士がその会社の実情を専門家の目で分析し、きめ細かいコンサルティングを行います。

【Q2】 それでは、ROBINSと連携する経営労務診断について教えてください。

【大野氏】 経営労務診断は、社会保険労務士が企業の経営労務に関する診断を行います。ブラック企業問題等をきっかけとした企業の人事労務観点での企業の健全性に関する関心の高まりや女性の活躍推進等に向けた新たな法的枠組みが検討され、企業の人事・労務観点での情報の公表義務化や各種支援策の拡充の動きがあります。特に、中小企業においては、人事・労務観点での改善の取り組みはビジネスの拡大に直結する活動よりも優先度が低くなりがちな側面があったり、改善に取り組む人的リソースや必要な知識が限られていたりするなどの課題がありますので、専門家が経営労務診断を行うことで人事・労務管理における課題や改善点を客観的に把握することが可能となります。

【Q3】 経営労務診断の結果をROBINSと連携することでインターネット上に公開する、ということですね?

【大野氏】 はい、経営労務診断はROBINSの基本情報以外のアピール情報(企業の特色データ)として登録します。経営労務診断では、企業の組織文書、規程、ルールが適切かどうか、といった法的な視点も踏まえ、正しく作られているかどうか、正しく運用されているかどうかなどを確認します。また、残業や給与、健康診断などの情報も確認しますので、特に労働保険、社会保険の情報は、法令を守っていることを示すことになります。また、企業自身が勝手に掲載する情報ではなく、社会保険労務士が診断した結果を基本情報と一緒に公開することで信頼性も高いものになります。また、企業は人事・労務環境の改善に役立てるとともに、企業経営の健全性を広くアピールすることで安心安全な取引ができる企業であることや快適な職場環境であることを公表しますので、継続的に嘘や偽りのない情報でなければなりません。そのために、年に1回の経営労務診断を行います。

【Q4】 すでに実証実験を実施されたそうですが、期間や内容を教えてください。

【大野氏】 2013年12月~2014年2月までの3か月間、東京都社会保険労務士会で実証実験を行い、信頼性の担保ができるか?またアピール情報としての必要性などを検証しました。ヒアリングの中でコンプライアンス経営の担保は、法令遵守状態の外部専門家によるチェック、高い有給休暇取得率、離職率の低さなどを自社のPR情報として活用ができること、優秀な人材の確保やステークホルダーとの積極的コミュニケーションの手段となり得ることなど、企業や学生にとっても人事や労務情報が正しいことであることを確認できることに確信を持ちました。また、我々のような守秘義務等が法律によって課せられ、なおかつ常識ある国家資格者が確認者として役割を担っていると実感しました。その結果、東京都社会保険労務士会は、ROBINS事業へ参加することを決議し、全国社会保険労務士会連合会の事業計画においても、ROBINS事業を支援することを決定しました。

【Q5】 経営労務診断は企業や労働者側、消費者や取引先、求職者それぞれにどのようなメリットがあるのでしょうか?

【大野氏】 まず、企業や労働者には、経営労務管理が適切かどうかのチェックや改善に活用して、快適な職場の実現に繋げていただけます。また、消費者や取引先、求職者は、信頼できる相手なのかどうかをチェックすることに活用できます。いまはネット社会ですので、取引しようとしている企業の情報や就職や転職をしたいと考えている企業の情報はまずWebサイトを見ると思いますが、そのWebサイトが本物であるかどうかの保証はなく、何を信じたらよいのかがわからなくなっている人も多いと思います。しかし、それがROBINSという信頼のあるサイトに掲載され、かつ第三者である社会保険労務士の診断結果もある、ということになれば、安心して見ていただき判断の材料にもしていただけると思っています。

【Q6】 よい職場環境を維持していくことは「内部不正」の防止にも繋がると思いますが、その他に安信簡やROBINSに期待していることを教えてください。

【大野氏】今まではセキュリティは専門家が関わるものであり、我々にはほとんど関係ないと思っていましたが、昨今の事件を見ていると、我々の業務によって職場環境を改善することによって内部不正の防止策として役立っていくことを期待しています。

(2015年2月)

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